二象格(にしょうかく)について詳しく書いてみました

二象格:両気成象格(りょうきせいしょうかく)とは

 

宿命が六つのうち二つだけの五行になり、3:3となる宿命を両気成象格、またの名を二象格といいます。

 

成象相生五格(せいしょうそうしょうごかく)

 

宿命が両気成象格で相生関係になるのを、成象相象格(せいしょうそうしょうかく)といいます。

守護神は成象相生の洩気となる五行です。

バランスを取ることを役目として与えられた宿命です。

 

一輪車に乗る子供のイラスト(女の子)

 

水木済可格(すいもくさいかかく)

 

水性と木性が3:3になる宿命

生 生 生
日 月 年

癸 乙 壬 ⇒ 水 木 水
未 卯 子 ⇒ 木 木 水

 

未ー卯 半会して化木となります。

守護神は水生木、木生火と流れていく先の火性、丁(未の二十八元)です。

木性を生き物と考え人材を育てあげるのに見事な才能を発揮する。済可とは形よくバランスをとる。

必要な時に必要な人物を育てる。適材適所に人物を育てる。

 

木火交揮格(もっかこうきかく)

木性と火性が3:3になる宿命

生 生 生
日 月 年

甲 丙 丁 ⇒ 木 火 火
寅 午 卯 ⇒ 木 火 木

 

守護神は木生火、火生土と流れていく先の土性、戊、己。
(寅の中の二十八元、午の中の二十八元)

文明の旗頭となる。文明開化の先頭に立つ。文化の担い手である。目立ちたがり屋で、周囲を明るくする。

 

火土夾雑格(かどきょうざつかく)

火性と土性が3:3になる宿命

生 生 生
日 月 年

戊 丙 戊 ⇒ 土 火 土
午 辰 午 ⇒ 火 土 火

 

守護神は火生土、土生金と流れていく先の金性、庚、辛です。

宿命にない場合は火性、土性が守護神です。丙、戊

狭いところにいろいろなものが入っているという意味。

経済に通ずる商売人で、財運が強い。非常に粘り強い性格で、転んでもただでは起きない。

 

土金毎宛秀格(どきんえんしゅうかく)

土性と金性が3 : 3になる宿命

生 生 生
日 月 年

戊 庚 戊 ⇒ 土 金 土
申 申 戌 ⇒ 金 金 土

 

守護神は土生金、金生木と流れていく先の水性、壬(申の二十八元)です。

鉱物資源が豊富にとれる宿命。
一次産業、素材産業、基礎産業、土台産業、原料産業など、素材、基礎、原料、土台の世界と関わろうとすることで、役目の稼働がはじまります。

 

金水清澄格(きんせいすいとうかく)

金性と水性が3:3となる宿命

生 生 生
日 月 年

壬 癸 辛 ⇒ 水 水 金
申 巳 亥 ⇒ 金 金 水

 

申ー巳 支合して 化金となります。

守護神は金生水、水生火と流れていく先の木性、甲(亥の二十八元)です。

金白清水ともいえる。
頭が良く頭脳明晰。学者向きである。透き通るような知恵。水も金もきれいである。

 

成象相剋五格(せいしょうそうこくごかく)

 

宿命が両気成象格で相剋関係になるのを成象相剋格(せいしょうそうこくかく)といいます。

守護神は成象相剋格の通干支となる五行です。

形あるものを土台として形作る流通関係などの仕事が向きます。

 

木土開墾格(もくどかいこんかく)

木性と土性が3:3となる宿命

生 生 生
日 月 年

戊 甲 甲 ⇒ 土 木 木
戌 戌 寅 ⇒ 土 土 木

 

守護神は木剋土の通干支、丙(寅の二十八元)です。

有から有へ向かってバランスをとる。現実的新天地を開拓する。新しい分野を切り開く人。初代運の人である。
自分が迷いの中にいる時は周りの人の欠点や弱点を掘り起こす一種のあら探し行為をなしてしまう。自分が目的意識に目覚めているときは、新しい開拓者行為となって物事を切り開いていく運勢となります。

 

土水潤下格(どすいじゅんげかく)

土性と水性が3:3となる宿命

生 生 生
日 月 年

壬 己 戊 ⇒ 水 土 土
申 未 子 ⇒ 水 土 水

 

申ー子 半会して 化水となります。

守護神は土剋水の通干支、庚(申の二十八元)です。

常に完成を目指そうとする。理想主義者であり、完全主義者である。
形から入って精神的なものを学ぼうとする。形から入って、精神的な穏やかさや充実をはかろうとする。
企画、設計等、形になる前の段階の仕事に適する。
バランスがとれているから山崩れせず、穏やかな水で精神の安定を計ろうとする。

 

水火既済格(すいかきさいかく)

水性と火性が3:3となる宿命

生 生 生
日 月 年

丙 丙 壬 ⇒ 火 火 水
子 午 子 ⇒ 水 火 水

 

守護神は通干支にあたる甲木、乙木が守護神となる。
宿命にないので、丙、壬が守護神です。

無形から無形に向かうため、教育者、芸術家、哲学者に向く。

精神的分野における過去と未来の橋渡しの役目である。

 

火金両停格(かきんりょうていかく)

火性と金性が3:3となる宿命

生 生 生
日 月 年

丙 丁 辛 ⇒ 火 火 金
午 酉 巳 ⇒ 火 金 金

 

酉ー巳 半会して 化金となります。

守護神は火剋金の通干支、戊、己です。戊(巳の二十八元)、己(午の二十八元)が守護神です。

無形から有形に向かい溶鉱炉に溶けている鉱物である。精神から入って現実の完成を目指すもの。アイデアで勝負する世界や芸術家に向いている。

 

金木啄輪格(きんもくたくりんかく)

金性と木性が3:3となる宿命

生 生 生
日 月 年

甲 辛 乙 ⇒ 木 金 木
寅 巳 酉 ⇒ 木 金 金

 

酉ー巳 半会して 化金となります。

守護神は金剋木の通干支にあたる、壬、癸となります。
宿命にないので、乙、辛が守護神です。

丸い玉を磨く、現実の完全主義者。スケールが小さいと神経質になって彫刻家になる。現実的形を作りあげようとする。

 

まとめ

 

二象格は完璧主義者でバランスをとる宿命となります。時間をかけて稼働します。

相生関係は精神的に価値観が変化して、相剋関係は現実的に環境が変化して運命が変化します。

五行3個以上の過多となるので、こだわりと安定感がありますね。

やっと二象格が書けました。

格についてはあとは三象格、四象格、五象格とありますが、いずれもバランスがとれた宿命です。

二象格はバランスはとれていますが、こだわるので融通が利かない感じはしますね。

 

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